多くの住居表示は、「○丁目○番地」のように表示しますが、堺市では「目」がない状態で表されます。
ここでは、堺市の住居表示が一般とは異なることについて、説や理由を解説していきます。
堺市に住みたいとお考えの方や歴史好きの方必見です。
堺市の住居表示は「丁」で表されている
堺市では美原区域以外「丁」と表示されています。
一般的な表示とは少し異なるので違和感があるかもしれませんが、これが正しい住居表示です。
住所によっては1文字とは言え短縮されるので、ありがたく感じる方もいるかもしれません。
では、なぜこの地域だけ表示が違うのでしょうか。
堺市の住居表示はなぜ丁になったのか説や理由
堺のホームページでは、一説として基盤の目の形に町割りされた「元和の町割り」がルーツになっている説が掲載されています。
元和元年、徳川家康によって南北の大道筋や東西の大小路通を基軸として、碁盤の目のように割りふりされました。
この町割りによって整然とした町に生まれ変わったと言われています。
町の数が多いこともあり、大道筋に接している24の町を道の名前と合成した名前で呼ばれるようになりました。
その後の町名改正で、町の名前が区別され、町と同格として「丁」が使われ始めました。
ただし、一般的な住居表示と異なる理由が明確にわかる資料などは残っていないため、あくまで「一説」と言われています。
今現在まで使われている住居表示ですが、実は昭和初めに一般的な表示方法にそろえるか議題に上がったことがあるようです。
しかし、堺の歴史や由緒ある伝統を守るために、表示方法は変更しないで、今までどおりのものを使用することが決まりました。
名称の付け方は現在の京都と同じです。
碁盤の目のような地形、町が多いことからつけられましたが、初めて見る方にとってはかなり複雑に見えるかもしれません。
引っ越してすぐなど、住所を書く機会が多い時期は間違いが多発しやすいので、注意したほうが良いでしょう。
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まとめ
堺市の住居表示は、一般的な表示とは異なっています。
「目」がつかないだけ、1文字減っただけのように見られ、知らない方から見たら書き間違いと思ってしまうかもしれません。
しかし、「丁」だけで表示されるのが正しく、しかも約400年前からの歴史がある表示方法と言われています。
堺へ引っ越しを検討している方は住所の書き方が違うこと、そして歴史をもった表示方法だということをぜひ念頭に入れておきましょう。
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