不動産の売買は、仲介業者などを介して取引されるのが一般的です。
しかし最近では不動産専用のオークションサイトが増え、取引のかたちが変化しつつあります。
では、そもそも不動産のオークションとは競売とどのような違いがあるのでしょうか?
この記事では不動産オークションをテーマに、競売との違いやメリット、デメリットをお伝えしていきます。
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不動産におけるオークションと競売の違い
不動産のオークションは、海外では代表的な売却方法の1つです。
日本でも普及しつつあり、専用のサイト数も増え続けています。
では不動産を売買する際の、オークションと競売の違いとして、どのような点が挙げられるのでしょうか?
そもそもオークションとは?
まずはオークションとはどのようなものか、詳しく見ていきましょう。
オークションとはものの売り手と買い手が集まり、買い手に購入金額を競わせ、最高価格を提示した人に販売するというものです。
かつては希少価値の高い美術品などを中心に取引がおこなわれていましたが、最近ではブランド品や家電、本やインテリアなどさまざまなものが出品されています。
専用のサイトも増え続け、オークションは身近な存在になっていますよね。
しかし不動産のオークションと聞くと、裁判所の公売をイメージする方も多いのではないでしょうか?
近年は不動産オークションというものが普及し、落札の実績も伸び続けていのだとか。
新しい不動産の売却方法や流通経路として、今後も利用者が増え続けると言われています。
競売との違いは?
競売とは住宅ローンを滞納した際、債権者である金融機関が裁判所に申し立てをおこない、強制的な売却によって残債を回収する制度です。
不動産を差し押さえて、速やかに借入金の返済に当てるためにおこなわれます。
そのため競売は、入札を繰り返して価格を競り上げていくオークションとは大きな違いを持っているのです。
また競売は「返済不能になった不動産を1度限りのせり売りで売却する」のに対し、オークションは「自分の所有物を自分の意思で売却する」という特性を持っています。
競売とオークションはニュアンス的に誤解しやすいですが、両者には明らかな違いがあることをおさえておきましょう。
不動産オークションの種類
不動産のオークションには、以下のような2つの種類があり、仕組みがそれぞれ異なります。
競り上がり方式を利用するケース
インターネットを使って入札情報のチェックや入札の受付をおこなうタイプです。
一般的な物品のオークションと同様、買い手に購入金額を競わせ、最高価格で入札した結果、落札した人に販売します。
入札が何度も繰り返され、価格がどんどん上がっていくのがインターネットを使ったオークションの特徴でしょう。
売り出し価格は売り手側で決定し、希望価格まで価格があがったらオークションを終了します。
ポスティング方式を利用するケース
もう1つの種類はポスティング方式を用いたタイプです。
インターネットを使うケースとは違い、買い手は1度しか入札できません。
そのためどうしてもその不動産を手に入れたい場合は、支払える最高金額で入札することになります。
ポスティング方式を利用するケースは、売り手の希望価格を超えた金額、もしくは最高金額で入札した人が落札できる仕組みです。
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不動産オークションを利用するメリット
次に不動産オークションを利用するメリットを見ていきましょう。
高い金額で売却が可能
不動産をオークションで取引すると、高い金額での売却が見込めます。
先述した通り、オークションは買い手に購入金額を競わせ、価格を競り上げていくものです。
そのため競争心に火がつき、予算オーバーでも落札しようとする買い手が多くいます。
次から次へと入札され、思っていた以上の高値がつくケースもめずらしくありません。
不動産の購買意欲が一般的な売買より高まるのも、不動産オークションのメリットでしょう。
価格に関するトラブルを防げる
一般的な仲介による取引は値下げ交渉をされることも多く、価格に関するトラブルが懸念されます。
「値下げしてくれないなら買わない」といった、売り手が不利になるような事例もあり、スムーズな売却をしにくいのがデメリットでしょう。
しかしオークションなら買い手が希望金額を提示しているため、値下げ交渉や価格のトラブルを防げるのがメリットです。
買い手が提示した希望金額や入札の履歴が残るので、「値下げした、しない」といった問題も起こりにくいといえます。
売却のスケジュールが立てやすい
仲介による売却は、いつ買い手が現れるかわからないため、売却できる日も不明確です。
引っ越しのタイミングや転勤、相続で早期の売却を望む場合、一般的な売却だとスケジュール調整が難しくなってしまいます。
また内覧対応や契約日の調整、リフォームや引き渡し日の打ち合わせなど、売却するまでには多くの時間と労力が必要でしょう。
一方オークションサイトなら、入札から落札までの期間を売り手が決定でき、希望する売却期間で売り切ることも可能です。
短い売却期間で売りたい場合や、「この日までに売り切りたい」といった希望のスケジュールで売り切りたいときにもオークションが役に立ちますね。
たくさんの人に物件情報を伝えられる
インターネット上に物件情報を掲示できるので、たくさんの人に物件の存在を知ってもらえるのもメリットです。
最近ではサイト内だけでなく、不動産のポータルサイトにも掲載されるようになりました。
一般的な仲介では買い手が限られてしまうケースも多いので、思うように売却活動ができない場合もあります。
最近は不動産会社に足を運ばずインターネット上で物件探しをする方も多くいるので、より多くの買い手を見つけられるのではないでしょうか?
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不動産オークションを利用するデメリット
次に不動産オークションを利用するデメリットを見ていきます。
入札者が現れないケースもある
不動産に限らず、オークションのデメリットは入札者が現れないケースがあるという点です。
不動産がオークションで売買されるようになったのは最近のことなので、今でも不動産会社を介した売買が主流といえます。
築年数の古い物件や、人気のないエリアにある物件などは入札者が現れず、売却できないこともあるでしょう。
入札者が1人も現れないのは当然のようにあるため、確実に売却したい場合は、仲介での取引を検討した方がベターです。
安い金額で落札されることも
希望価格を設定したにもかかわらず、安い金額で落札しなければならないケースもあります。
上手くいけば相場より高い金額で売却できるかもしれませんが、物件によっては思うような金額で売れないのがデメリットです。
オークションの運営会社に注意が必要
これはとても悲しいことなのですが、オークションを運営する会社のなかには悪質なところも存在します。
入会金などを支払い、売却が成立したあとに高額なお金を請求してくる業者もいるのです。
一般的な仲介での取引と同様、優良業者かどうかしっかりと見極めるようにしましょう。
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まとめ
いかがでしたか?
この記事では不動産をオークションで売却することのメリットやデメリット、競売との違いを詳しく解説しました。
個人間の売買ではまだ普及段階ですが、オークションを利用した方法は今後も実績を伸ばしていくと思われます。
今回ご紹介した内容を参考にしていただき、オークションでの売却をぜひ視野に入れてみてください。
このブログの担当者✎
様々な情報を発信していきます(^^)!
私自身、学生の頃から不動産会社のチラシを見ることが好きだったこともあり、大手不動産会社で賃貸仲介業務に携わり、その後、外資系不動産会社にて海外富裕層のお客様向けに不動産売買のお手伝いを行ってきました。
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