家を売却する際は、売却価格や家の状態だけでなく「家を売る理由」も売却に大きく影響することをご存じでしょうか?
よりスムーズかつ高額で売却するためには、なぜ家を売却するのかをどうやって購入希望者に伝えるのか、考えなければなりません。
この記事では家の売却の参考になるように、家を売却するよくある理由とそれが売却に与える影響、理由を伝える際の注意点をご紹介いたします。
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家を売る理由が売却に与える影響とは?
なぜ家を売却する理由が、家の売却そのものに影響を与えるのでしょうか?
ここでは家の売却理由が売却に与える2つの影響をご紹介いたします。
家の売却理由が与える影響①:売却価格が下がる
ネガティブな理由で家を売却する場合、その家の売却価格が下がる傾向があります。
たとえば家の環境や立地が悪いことを理由に売却を検討する場合、購入希望者もそのような物件は避けるのが一般的です。
そのためスムーズに売却するには、周辺の物件の売却価格相場よりも価格を下げなければならないケースも多いです。
また転勤や離婚など、やむを得ない理由で売却する場合、売却を急ぐケースも少なくありません。
早期に売却を完了させるために、希望価格よりも低い価格で売却せざるを得なくなる可能性があります。
家の売却理由が与える影響②:売却期間が長引く
家の売買では多くの資産が動くため、家の購入を検討されるほとんどの方が、なるべくネガティブな理由のない印象の良い家を購入したいと考えるでしょう。
そのためネガティブな理由で売却する家は、他の物件と比べて選択肢に入りづらく、購入希望者が見つかるまで時間がかかる可能性があります。
とくに訳あり物件や事故物件の場合は、より売却期間が長引く可能性が高いです。
価格を下げるだけでは売れないケースもあるので、どのように売り出すかをよく考える必要があります。
ネガティブな理由も正直に伝えることが重要
以上のようにネガティブな理由で家を売る場合、売却価格が下がったり売却期間が長引くことがあります。
そのためネガティブな理由は隠して売却したほうが良いのではと、お考えの方もいらっしゃるでしょう。
しかし家を売却する際には、ネガティブな理由でも正直に伝えることが重要です。
なぜなら理由を隠したり偽ったりすると、購入後にトラブルになる可能性があるからです。
とくに告知義務に該当するような瑕疵を伝えずに売却すると、損害賠償を請求される可能性もあります。
家を売却する際にはネガティブな理由でも事前に伝えておくことで、購入希望者は安心して検討することができ、結果的にスムーズな売却につながると覚えておきましょう。
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家の売却でよくある理由と売却価格や売却期間への影響とは?
家を売却する理由はさまざまですが、ここではとくによくある3つの理由に絞って、その理由と売却価格や売却期間へ与える影響をご紹介いたします。
家を売却するよくある理由①:住宅ローン
家を売る理由として多くの割合を占めるのが、住宅ローンの返済が困難になった場合です。
住宅ローンの返済が難しい場合、多くのケースでその家を売却して、売却益でローンを完済することになります。
しかしローンが返せなくなったからと購入希望者に理由を説明するのは、縁起が悪いと敬遠する方もいるほか、プライバシーの観点からも伝えにくいでしょう。
また住宅ローンが残った家を売却する際には、抵当権抹消登記などの多くの手続きが必要なので、売却が長期化しやすいです。
家を売却するよくある理由②:離婚
離婚する場合も同様に、住宅ローンを返済するために家を売却することがあります。
また家は夫婦で分割することができないため、現金で財産分与するために家を売却するケースも多いです。
ただし財産分与の期限は基本的に離婚してから2年以内となっているため、売却を急ぐなら売却価格が下がりやすい可能性があります。
さらに住宅ローンと同様に、売却だけでなく財産分与に関する手続きもあるので、期間が長引くことも考えなければなりません。
家を売却するよくある理由③:転勤
転勤もよくある理由のひとつで、家を手放して転勤先で新居を探す方も多くいらっしゃいます。
住宅ローンの返済や離婚と比べて、転勤はネガティブな理由ではないため、売却価格への影響はほとんどありません。
また築年数が浅いことも多いため、買い手が比較的つきやすいといえるでしょう。
ただし転勤時期によっては希望するタイミングで売却できない可能性があるため、スケジュールには余裕を持つ必要があります。
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家を売却する理由を伝える際の注意点とは?
先ほど説明したように、家を売却する際にはその理由を正直に伝えることが重要ですが、正直に伝えすぎても価格や期間に影響が出る可能性があります。
そこで家を売却する理由を伝える際は、以下の注意点を抑えたうえで伝えましょう。
家の売却理由を伝える際の注意点①: 言い換える
ネガティブな理由で売却する際は、その理由を直接伝えるのではなく、柔らかい表現に言い換えて伝えましょう。
伝えなくても良いことを詳しく伝えすぎてしまうと、かえって印象が悪くなり、売却しにくくなる可能性があります。
たとえば住宅ローンの返済や離婚が理由で売却する際には「経済的な理由」や「家庭の都合」と、曖昧な表現で伝えるだけでも十分です。
事実は隠さずとも、正直に伝え過ぎないことを意識しましょう。
家の売却理由を伝える際の注意点②: 告知義務のある瑕疵は隠さない
一方で、構造上の欠陥や過去の事故歴など、告知義務のある瑕疵は必ず伝える必要があります。
告知義務のある瑕疵とは、物理的瑕疵や心理的瑕疵、環境的瑕疵のことをいいます。
とくにその物件で人の死があった事故物件は、遠慮する方が多いため、しっかりとその事実を伝えることが重要です。
これらの瑕疵を隠したまま売却すると、トラブルになる可能性があり、場合によっては損害賠償請求や契約無効に至る可能性があります。
正直に伝える分、売却が難しくなる可能性はありますが、隠していたことが発覚した場合のリスクのほうが恐ろしいです。
また隠したくなる瑕疵も事前にしっかりと伝えることで、かえって購入希望者からの信頼を得られる可能性もあります。
家の売却理由を伝える際の注意点③:相談する
しかし家を売る理由が複雑で、自分では適切な理由を伝えられない場合もあるでしょう。
その場合は、不動産会社や弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。
不動産会社や弁護士であれば、さまざまな理由の不動産売却を見てきているため、状況に応じて適切なアドバイスをもらえます。
また仲介を依頼する場合は、売り手も買い手も損をしないように説明してくれることも多いので、迷ったら相談すると良いでしょう。
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まとめ
家を購入する際には心理的な印象も大きな判断基準になるため、家を売却する理由によっては売却価格が下がったり、売却期間が長期化するなどの影響を与えることも多いです。
よくある理由としては住宅ローンの返済が難しい場合や離婚をした場合、転勤をする場合などが挙げられます。
住宅ローンや離婚の場合は、縁起が悪いと敬遠されたり、売却が長期化することもありますが、転勤の場合であれば比較的買い手はつきやすいでしょう。
基本的には理由を正直に伝えることが重要ですが、伝えなくても良いことまで伝えないこと、告知義務のような重要な理由はしっかりと伝えることにも注意しましょう。
このブログの担当者✎
様々な情報を発信していきます(^^)!
私自身、学生の頃から不動産会社のチラシを見ることが好きだったこともあり、大手不動産会社で賃貸仲介業務に携わり、その後、外資系不動産会社にて海外富裕層のお客様向けに不動産売買のお手伝いを行ってきました。
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