家を売却すると、大きな金額の代金を受け取ることになります。
しかし実際に手元に現金が入ってくるタイミングは多くの場合で複数回に分かれており、タイミングを知っておかないと手元から現金がなくなってしまうケースも少なくありません。
この記事では家の売却代金を受け取れるタイミングと、受け取れるまでの期間、そして代金を受け取る際の注意点について解説いたします。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
堺市の売買戸建一覧へ進む
家の売却代金を受け取れるタイミングはいつ?
家の売却代金は基本的に「売買契約時」と「引き渡し時」の2回のタイミングで受け取ることができます。
ここでは各タイミングでの詳しい手順をご紹介いたします。
家の売却代金を受け取れるタイミング①:売買契約時
家を売却する際には、売主と買主で条件について協議して合意ができれば、宅地建物取引士の同席のもとで売買契約を締結します。
売買契約を締結した際には、買主から「手付金」として売却代金の一部を受け取ることができます。
手付金とは、売買契約が成立したことを証明するためや、決済・引き渡しまで売買契約を履行することを担保するために、買主から売主に支払われる代金のことです。
通常は「売却代金の5%から10%程度」をこのタイミングで受け取ることができます。
また手付金は売買契約を解除する際の解約手付としても扱われ、買主から支払われた手付金の2倍の金額を売主から買主に支払うことで、売買契約を解除することも可能です。
家の売却代金を受け取れるタイミング②:引き渡し時
売却手続きが順調に進み、家が引き渡せる状況になれば、決済と引き渡しをおこないます。
物件を引き渡す際には、売却代金からすでに支払った手付金を引いた金額を全額受け取ることができます。
つまりこのタイミングでは「売却代金の90%から95%」の代金を受け取ることが可能です。
通常は決済が確認できてから引き渡す流れになるため、当日中に入金確認ができるよう、引き渡し日の14時までに銀行振り込みで支払われるのが一般的です。
ただしなかには現金で支払われる場合もあるので、支払い方法は事前に買主と調整しておきましょう。
手付金・決済とは別に中間金が支払われることもある
また手付金を支払ってから残金が決済されるまでの間に、売却代金の一部を「中間金」として支払うケースもあります。
中間金は、売主が新居の購入・引っ越しをおこなうための費用を確保するために設けられることがあります。
中間金を支払うかどうかは売主と買主の調整次第ですが、一般的には中間金は支払わないケースが多いです。
もし新居の購入や引っ越しでキャッシュフローが難しくなりそうであれば、中間金を支払ってもらえないか、買主に相談するのも良いでしょう。
▼この記事も読まれています
不動産売却時に火災保険の解約はどうしたら良い?火災保険解約についてご紹介
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
堺市の売買戸建一覧へ進む
家の売却代金を受け取れるまでの期間の長さとは?
以上が家の売却代金を受け取れるタイミングですが、具体的には売却が決まってからどの程度の期間で受け取ることができるのでしょうか?
家を売却する場合、ステップごとにかかる期間は以下のようになっています。
●家の売却を決めてから売却活動を始めるまで:2~4週間
●売却活動を始めてから購入希望者が見つかるまで:1~3か月
●購入希望者が見つかってから売買契約を結ぶまで:1~2週間
●売買契約を結んでから引き渡しまで:1~2か月
一般的に、家を売却しようと決めてから実際に売却活動を始めるまでには2週間から4週間ほどかかります。
この期間には仲介を依頼する不動産会社探しや売却する条件決めをおこない、売却のための準備を進めます。
また売却する条件は、仲介を依頼する不動産会社に相談し、家の状態や周辺の相場を調べてもらったうえで決めることも多いです。
不動産会社探しと条件決めが終わったら、その不動産会社と媒介契約を結び、売却活動をスタートします。
売却活動を始めてから購入希望者が見つかるまでの期間は、おおよそ1か月から3か月ほどかかるといわれています。
なかなか購入希望者が見つからない場合は、売却活動の方法や価格、条件などを調整する必要もあるでしょう。
購入希望者が見つかったら、価格や条件について話し合いと調整をおこない、無事合意できたら売買契約を締結します。
購入希望者が見つかってから実際に売買契約を結ぶまでは、1週間から2週間ほどかかります。
さらに売買契約を結んだ後も、実際に家を引き渡すまでに1か月から2か月ほどの期間が必要です。
なぜならこの期間中に必要書類を用意したり、登記手続きの準備をおこなわなければならないからです。
買主が住宅ローンを利用する場合、審査の結果が分かるまで1か月ほどかかるので、それも待つ必要があります。
以上の期間を合計すると、家の売却代金を受け取るまでは、売買契約の締結時までで2か月から4か月ほどかかることになります。
最終的に引き渡しを終えるまでは早くて3か月、長いと6か月ほどかかるので、スケジュールには余裕を持っておきましょう。
▼この記事も読まれています
浸水想定区域にある家を売却する際の価格への影響やポイントをご紹介
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
堺市の売買戸建一覧へ進む
家の売却代金を受け取る際の注意点とは?
以上が家の売却代金が入るまでの一連の流れになりますが、家の売却代金を受け取る際には注意すべきポイントもあります。
ここでは家の売却代金を受け取る際の注意点を3つ、ご紹介いたします。
家の売却代金を受け取る際の注意点①:手付金
先ほどご紹介したように、手付金は売買契約の履行を担保するものです。
万が一売買契約を解除する場合は、手付金を2倍にして買主に返還する必要があります。
そのため手付金は安易に使い込まず、引き渡しを終えるまで保管しておくようにしましょう。
もし手付金を使ってしまい、手元に自己資金が無い状態になると、解約手付を支払うことができず売買契約の解除ができない可能性があります。
家の売却代金を受け取る際の注意点②:決済方法
家の売却代金の決済方法には、法的な決まりはありません。
そのため現金手渡しまたは銀行振込のどちらかを、売主と買主の相談のうえで決めるのが一般的です。
現金で受け取る場合は、紛失や盗難などのトラブルを防ぐために、売主が自己資金を預け入れている銀行、または売主が住宅ローンの融資を受ける銀行の契約室で受け渡しをおこないましょう。
一方で銀行振込の場合は、紛失や盗難のリスクはありませんが、振込手数料を売主もしくは買主のどちらかで負担する必要があります。
また引き渡し日の14時までに振り込まないと、当日中の振込確認ができないので、余裕を持って振り込んでもらうようにしましょう。
家の売却代金を受け取る際の注意点③:売主が支払う費用
実は、家を売却しても売却代金が入るだけでなく、売主が支払わなければならない費用もあります。
代表的なのは、不動産会社に支払う仲介手数料、売買契約を結ぶ際に必要な印紙税、抵当権を外すのに必要な抵当権抹消費用です。
なかでも金額が大きいのは仲介手数料ですが、仲介手数料の金額には上限があり、かつ物件の売却価格によって決まるため、事前に把握して準備しておきましょう。
印紙税と抵当権抹消費用は数万円程度で収まるので、そこまで大きな金額を用意しておく必要はありません。
▼この記事も読まれています
二世帯住宅の売却について解説!二世帯住宅が売却しづらい理由や注意点とは
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
堺市の売買戸建一覧へ進む
まとめ
家の売却代金を受け取れるタイミングは、売買契約の締結時と引き渡し時の2回です。
すべての売却代金を受け取るまでは最短で3か月、長くて6か月ほどかかるのが一般的なので、スケジュールには余裕を持つ必要があります。
また売却代金を受け取る際には、手付金を残しておくこと、決済方法を買主と相談して決めること、売主が支払う費用も準備しておくことに注意しましょう。
このブログの担当者✎
様々な情報を発信していきます(^^)!
私自身、学生の頃から不動産会社のチラシを見ることが好きだったこともあり、大手不動産会社で賃貸仲介業務に携わり、その後、外資系不動産会社にて海外富裕層のお客様向けに不動産売買のお手伝いを行ってきました。
不動産に関する疑問やお取引について等、是非当社にご相談ください♪
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
堺市西区でマンション購入を検討されている方はコチラ✨↓
堺市西区で戸建購入を検討されている方はコチラ✨↓
堺市西区をはじめ、不動産の売却・ご相談希望の方はこちらをご覧ください✨
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
堺市の売買戸建一覧へ進む